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■住吉神社

赤い屋根のある三重県桑名市は、伊勢湾、木曽三川を利用した広域的な舟運の拠点港として発達してきました。

揖斐川沿いにある住吉浦は全国から多数の廻船業者が集まったために、

住吉神社(現大阪市)から勧請して航海の安全を祈る住吉神社が建立されました。

神社前の石灯篭2基は、江戸時代の材木商達が寄進したものだそうです。

ここから、伊勢大橋・多度山方面の眺めは水郷桑名ならではの趣があり、水郷巡りの発着点として利用されています。

 

また近年、揖斐川沿いの道が舗装され、ジョギング・ウォーキングコースとしても親しまれています。

■七里の渡し(しちりのわたし)

東海道五十三次では宮宿(名古屋市熱田区)から桑名宿までは海上路で結ばれておりました。

桑名宿側の渡船場である七里の渡しは、お店から徒歩1分のところにあります。

 

七里の渡しというの名称は、移動距離が7里であったことに由来するそうです。

渡し船による移動は天候の悪化などで事故も多く、この海路は東海道の難所の一つであったといわれております。

ちなみに、所要時間は約4時間だったそうです。

 

大鳥居は、これより伊勢路に入ることから「伊勢国一の鳥居」と称され、 伊勢神宮の遷宮ごとに建て替えられているようです。

■石取祭

石取祭は、江戸時代初期に始まったものといわれ、桑名城下の町人や藩士が楽しみにしていた初夏の祭りです。

祭車総数43台、鉦や太鼓を打ち鳴らし、「日本一やかましい祭り」といわれており、

全国的に見ても単一の神社、一神事でこれほどの山車が一堂に会する祭りは非常に珍しく、毎年多くの人が集まります。

平成19年3月には「桑名石取祭の祭車行事」の名称で、「国指定重要無形民俗文化財」に指定されました。
試楽日午前零時、一斉に「叩き出し」が行われるその瞬間の音は、まさに轟音です。

 

お店の付近にも山車が練り回り、わたしも毎年お祭りに参加しております。

日が落ちてからは、豪華絢爛の祭車の灯火が夜空を焦がしつつ蜿蜒半里(えんえんはんり)に亘って巡行する姿はまさに、一幅の絵と言えます。

 

渡祭前と渡祭後の祭車の表情に違いを感じたり、各町別のいろいろな石取囃子も堪能できます。